不労所得とは

不労所得とは、その所得つまり収入を得るための労働を行わずに、収入を得る事ができる収入源や収入そのものの事を指します。

これに対して勤労所得では、わたしたちが実際に労働を行うことによって利益を生み出し、その対価として収入を得ることになります。

不労所得では、こうした事を行わないことが特徴であり、有価証券や不動産といったもの利用することにより、そこから収益をあげたり、様々な権利などを利用してその権利を第三者に使わせることにより、わたしたち自身は労働をしたり時間を消費することなく、そうしたものがわたしたちに収入をもたらすものになるのです。

このような不労所得の中で、もっとも知られているものが資産を運用するためなどに行われる投資になるでしょう。
資産を運用することによって、その資産が利益を出し、さらにその資産を増やしていくという形をとることで、わたしたちが労働をすることなく、大きな収入を得る事ができます。

例えば、企業の株を買って資金を提供して株主となり、その企業に働かせることによって、そこから上がってくる収益が分配される配当金を受け取るというものや、土地にマンションなどを建築し、そこに人を住まわせたり店舗テナントなどを入れることによって、そこから家賃収入を得るなど擦れば、その投資した資金が勝手に利益を生み出すという事になります。

また、株式や債券などを株式市場などで売買したり、FX取引で外国為替市場を利用して通貨売買によって利益を出したりする期間の短い投資についても、こうした不労所得と言っていいでしょう。

このほかには、音楽や小説やイラスト、キャラクターなどを創作することにより、それを第三者に販売させたり、利用させたりすることによって得られるものや、発明などで特許を取り、それによって利益を得るものも不労所得になります。

こうした不労所得を得ることにより、わたしたちは自分の労働と関係のない所で収入を得る事ができるようになりますので、その収入が大きくなったり、また万が一、ケガなどをして勤労所得を得られなくなったとしても、不労所得があればそこから収入を得る事ができるのです。

このように、わたしたちにとって大きなメリットのある不労所得ですが、同時に大きなデメリットも持っています。
不労所得を得るためには、そのもの自体が利益を生み出すことができる権利などが必要であり、その権利を得るためには、大きな資産や労働力が必要であること、また、そのようにして得られた権利も、場合によっては失われてしまう危険性があるという事があげられます。

例えば、土地にマンションを建てて不労所得を得るにしても、その土地とマンションを得るためには莫大な資金がかかりますし、株式やFXなどの投資取引を行うにしても、ある程度まとまって資金が必要であり、世界経済の動きによってはその投資資金が失われてしまうこともあります。

また、音楽などの著作権や発明などについても、それを生み出すためには大変な時間と労力と資金と発想力が必要になり、それが認められたとしても、人気がなくなってしまったり、似たような機能を持つ商品が出てしまえば、誰もそれを使わなくなって収益が得られなくなってしまうのです。